写真協力:斎木産業(株)
びわ湖で真珠を養殖する時に母貝として使われるイケチョウ貝はイシガイ科の2枚貝でびわ湖固有種。日本の淡水に棲む貝では最大級で、中には30cmほどの大きさにまで育つものもあります。
びわ湖の真珠は色も豊富、形もバラエティーに富んでいます。平真珠と呼ばれる平らな核を入れて作る真珠はフラット(ボタン形)、オーバル(楕円形)など様々な形をしています。また大玉 真珠と呼ばれる真珠はその大きさは日本最大級ともいわれています。そのユニークな形や色を生かしたデザインアクセサリーが人気をよんでいます。
鉱物性のダイヤやルビーと違い真珠は唯一の動物性の宝石です。その手間ヒマかけた人の気持ちがびわ湖の真珠から伝わってきます。
びわ湖の固有種、イケチョウ貝
バラエティー豊かな真珠の数々
真珠核を母貝に挿入する「手術」を施します
母貝を養殖網に入れて西の湖の漁場にたてた柵に垂下します
手術後2、3年すると母貝は15cmくらいに成長し採珠できます
市場に卸すため加工します